子どもが、高校受験を直前に控えています。
プレッシャーを感じている子に、
あなたならどんな言葉をかけますか?
A:勉強しなさい。1つのミスで不合格になるよ。
B:緊張するよね。でも、いつも通りにやればだいじょうぶ。応援してるからね。
親がAのように言いたい気持ちはわかります。
この他にも言いたいことは山のようにあるでしょう。
でも、親は自分の言いたいことを優先するのではなく、
子どもへの効果を考えて言葉を選ぶ必要があります。
自分の言いたいことを優先するのは、
ただ自分のストレス発散を優先しているということです。
この場合は、心配でたまらないというストレスを発散させているわけです。
もちろん、ストレス発散自体は大切なことです。
でも、この問題の場合は子どもが親のストレスをも背負わされることになります。
親のストレスは子どもにぶつけるのではなく、もっと別の方法で発散することが大切です。
大切なのは、
「子どもがどう受け取るか?」
「子どもにどんな影響があるか?」
「それによってどんな結果が引き起こされるか?」
ということを想像して言葉を選ぶことです。
その想像力が思いやり力そのものなのです。
これは全ての人間関係において常に大切なことです。
思ったことを思ったままに口に出すだけでは能がなさ過ぎです。
それは自分のことを優先しているわけで、相手のためにならないことが多いのです。