3_可能性を広げる行為

 お子さんがもつ能力を引き出すために、

 いくつもの習い事を同時に行わせる

 親御さんが多くいらっしゃいます。

 しかし、今回説明したように、

 Tくんは、たとえピアノや習字の才能があっても

 それを開花させることができないでしょう。

 Tさんが、ピアノや習字の能力を伸ばす時間、

 じっくりと勉強する時間を奪っているのは、

 ほかでもなく、親御さんなのです。

 習い事であろうと、勉強であろうと、

 それらを習得するためには、

 落ち着いて集中する必要があるのです。

 例えば、イチロー選手は、、、

 小学校のころは帰宅すると毎日、

 お父さんに連れられて

 バッティングセンターに通っていました。

 浅田真央・石川遼…などの一流選手も

 同じような生活を送っています。

 これらの選手が、月曜は習字、火曜は水泳、

 水曜と木曜は塾で算数、金曜土曜のみ野球、

 このような少年時代を送っていたのなら、

 今のような一流選手になれたと思われるでしょうか?

 絶対に無理です!

 可能性を広げる行為とは…

 多くの習い事をさせることではなく、

 決めたひとつのことをコツコツ続けることです。

  …つづく。。。

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