お子さんがもつ能力を引き出すために、
いくつもの習い事を同時に行わせる
親御さんが多くいらっしゃいます。
しかし、今回説明したように、
Tくんは、たとえピアノや習字の才能があっても
それを開花させることができないでしょう。
Tさんが、ピアノや習字の能力を伸ばす時間、
じっくりと勉強する時間を奪っているのは、
ほかでもなく、親御さんなのです。
習い事であろうと、勉強であろうと、
それらを習得するためには、
落ち着いて集中する必要があるのです。
例えば、イチロー選手は、、、
小学校のころは帰宅すると毎日、
お父さんに連れられて
バッティングセンターに通っていました。
浅田真央・石川遼…などの一流選手も
同じような生活を送っています。
これらの選手が、月曜は習字、火曜は水泳、
水曜と木曜は塾で算数、金曜土曜のみ野球、
このような少年時代を送っていたのなら、
今のような一流選手になれたと思われるでしょうか?
絶対に無理です!
可能性を広げる行為とは…
多くの習い事をさせることではなく、
決めたひとつのことをコツコツ続けることです。
…つづく。。。