GG講師連絡_2/18

以下、○久保先生からの学習法と指導法についての

ヤバイ連絡メールです。

先生はいつも通り、超熟読してください。

そして、感想と気付きをコメントしてください。

—— 転送メッセージ——
件名: 土曜講習のメール

土曜講習についてのメールです。

【3年生】

数学は証明や関数をやりました。

やり方とパターンが存在している問題なので、

練習でしっかりできるようになります。

残り少ない日数で、点数にしていきましょう。

それから、公民を集中的にやりました。

公民は得点源にし易く、

実際にそうしている生徒もいます。

三権分立や、選挙制度など、

出やすいところの補強をしていきましょう。

入試まで20日きりました。

残り少ない日数ですが、伸びるものは伸びます。

最後までサポートお願いします。

【1,2年生】

ほとんどの中学校の期末テストが終わりました。

期末テストが終わって、どんどん返却されてくると、

『やっと“終わった”』

『よし、次だ!』

と思う生徒がほとんどですが、

これは終わりでなく『始まり』です。

せっかくテストをして『“わからないところ”がわかった』のに、

それを放置することは全く意味の無いことです。

『90点で嬉しい!』

『40点で悔しい!』

色々な感想があると思いますが、

上記のような感想で終わらせてしまっては、

必死にワークに追われ(本来これはNG)、

部活まで休んでペンを動かした日々は無駄骨です。

『10点分ミスした!』

『100点は無理でも、あと20点は取れた!』

のように、

《何点取れた》ではなく、

《何点ミスした》を考えることが大切です。

しっかり返却されたテスト(特に英数)を、

分析して、疑問を解決し、練習し、完璧にしましょう。

【テストの復習等の際の注意点】

テスト直しの際、『レベル』を意識することが大切です。

例えばゲームにはレベルがあります。

レベル50のボスを倒すのに、

主人公がレベル5では歯が立ちません。

余談ですが……

僕はゲーマーです。レベル上げが好きです。

ボスに挑む際は、《一撃で倒せるくらいレベル上げをしてから》、

ボス戦へ突入します。爽快感、達成感があり、楽しいです。

しかし、ある友人はこう言いました。

『そんなのつまらない。《勝てるかどうかのスリルが楽しいんだ》』

ゲームではこうして意見が別れます。

しかし、『勉強にスリルを求める学生がいるでしょうか?』

例えば数学の期末テストの、最終問題のような難問。

『A』と『B』の2つの知識があって初めて、

『C』ができる、という問題だとします。


『Aはわかるけど、Bがわからない。

 Bをできるようにしてから、Cを解こう!』


『Aがわかる。Bは微妙だけど、

 Cに挑戦してみよう!』

②では問題を解けるはずがありません。

レベルの低い状態でボスを倒そうとする、

スリリングな状況です。不安なだけです。

大人であり、中高と勉強をしてきた先生にとって、

②が悪い例であることは考えなくてもわかります。

しかし……

『中学生の生徒は、これがわかりません』

①の例が正しい学習の例です。

しかし生徒はこれを、

『同じような問題を何回も解いている』

『つまらない。時間の無駄』

『こんなの勉強じゃない。もっと難しいのをやらなきゃ』

と思います。

当然だとは思います。ゲームで言えば、

『いつまで経ってもボスを倒さない』のですから。

ゲームをやった気にはなりません。

なので、妥協して、低レベルでボスを倒そうとします。

つまり、生徒は《自分の力量以上の難問》を解こうと、

悪戦苦闘することによって、

『勉強したつもり』になります。

そこで得るのは、中身のない満足感だけです。

《点数を取るための力量》は得ることができません。

先生は、

・『②が悪い例であること』

・『①が、テスト点数アップの絶対条件であること』

これを生徒にしっかり伝えましょう。

期末テストにより、その範囲における自分の実力は、

生徒もわかるはずです。

あとは先生が、どのレベルから練習すればいいか等、

しっかりサポートしていきましょう。

また、そのレベルを伝えたからと言って、

全員が1人で黙々と練習を進められる訳ではありません。

生徒によっては、目に映る問題全てが難しすぎて、

手が付けられない場合もあると思います。

そういう場合は、

黙々学習会に来てもらい、

その日、塾で授業をしている先生の近く(ブース内)で、

やるべき問題を練習してもらいましょう。

近くにいる先生は、時々様子を見て、

サポートしていきましょう。

【新学年へ向けて】

1,2年生は、それぞれ中学校の新学年に進級します。

今から新学年に向けて、正しい学習習慣について伝えていきます。

土曜講習でも伝えていきますが、

通常授業でも、生徒の学習進度(深度)を確認しながら、

そもそも『行動しなければいけないこと』、

それから『正しい行動』について等、

伝えて下さい。

正しい行動、学習習慣とは……

① 学校の授業を集中して聞く

② その内容をワークなどを解いて、できるか確認する
→そもそも②ができたらワークは溜まらない。
→ワークを解く際も《テスト形式》で。

③ 上記②の?を解決して、練習

④ ?ができるようになったか、②を繰り返す

②→③→④→③→④→…………繰り返しです。

今のこの時期にいきなり伝えて、

強制させても、

新学年前で慌ただしく、生徒もそれどころではないと思います。

伝え方としては、

『新学年になったら、このやり方で、

 最初のテストで結果を出そう!』

という感じが良いと思います。

新学年、最初のテストは、

どの生徒も心機一転、頑張ろうと思います。

しかも、最も結果を出しやすいテストでもあります。

現在2月半ば過ぎ。ここから新学年までは、

いわゆる《新習慣への準備期間》です。

今から少しずつ、正しい学習習慣を伝えて、

新学年最初のテストで結果を出し、やる気を起こさせ、

良いサイクルへと、生徒を導いていきましょう。

【まとめ】
~テスト後の勉強の話~

・テスト後の復習が最重要
・レベルに合った問題から解く
・各先生が黙々学習をサポート

~新学年に向けて~

・今は《新習慣への準備期間》
・少しずつ、正しい学習習慣を伝える
・新学年最初のテストで良い結果を

ほとんどの生徒は、

《習慣が無い》=±0

どころか、

《間違った習慣》=マイナス

を持っています。

これを、

《正しい習慣》=プラス

に変えるのは、本人にとっては、とても辛い道のりです。

先生は、しっかりとそのゴールを伝えて、

その道のりをナビゲートしていきましょう。

それでは、今週もよろしくお願いします。

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