⑧ 親の知識と忍耐
時期が遅くなればなるほど、
成績を上げることは大変になります。
受験前になると
短期間での成績アップは無理です。
下のグラフは成長曲線のイメージです。
縦軸は得点、横軸は勉強量
成果を上げるまでには時間を要します。
親として
子どもを焦らせ結果を求めるのではなく、
このことを
親の知識として伝えていく必要があります。
『結果は簡単には出ない』
…できるだけ早い時期に理解させる必要があります。
塾に来て椅子に座っているだけで成績が上がる
と考えているひどく楽観的な人たちがいること
を思うたびに考えます。
人を望ましくない状況に追いやるのは、
投げやりな態度や考え方とかそういうこと以前に、
知らないことが原因だと僕は思っています。
幼いときに、何かに夢中になったり、
何かひとつのことをやり遂げる価値というのは、
そういう部分に現れると思います。
結果を出すには、
ふさわしい過程を歩まねばならないこと。
そこには努力が必要であること。
そういう知識、理解の方こそ、
子供たちには身につけてもらいたい。
そのためにはまず、
親をはじめとする大人が
無知であってはならない。
僕は思います。
『無知こそが最大の敵』
親が知識を身に付け、
それを子に伝えていけば、
親子間は
対立関係でなく、協力関係になります。